シャントは、透析を続けるための大切な「命綱」です。岸辺くすのき透析クリニックでは、超音波(エコー)でシャントの血流と血管の様子を確かめ、トラブルを早く見つけること、必要なときに専門の医療機関へすみやかにご紹介することに努めています。痛みや放射線の被ばくのない検査です。
検査の流れ
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体の様子を確かめる
見る・さわる・聴く(シャントの音、スリル、腫れや赤みなど)ことや、透析中の脱血不良・静脈圧の上昇などから、狭窄や血流の悪さがないかを確かめます。
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エコー検査をする
1 で気になる点があったときに、原則として透析の前に、透析室でシャントエコーを行います(透析中に行うこともあります)。経過を見る必要がある方は、定期的に検査します。
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血流を測る(機能の評価)
上腕の動脈で、血流量(FV)と抵抗指数(RI)を測り、シャント全体の働きを数字で確かめます。
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血管の形を見る(形の評価)
吻合部から上腕まで(必要に応じて鎖骨の下の静脈のあたりまで)、血管の走り方・狭窄・瘤・針を刺す場所を見ます。狭窄は、その前後の正常な部分とくらべて評価します。
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結果を確かめ、共有する
結果は医師が確認し、スタッフで共有したうえで、ご紹介するか、経過を見るかなど、これからの対応を決めます。
評価の目安
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血流量(FV)
500mL/分未満
(人工血管は650mL/分未満)
または前回より20%以上の低下狭窄の可能性 → くわしい検査を検討
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抵抗指数(RI)
0.60以上
狭窄の可能性 → くわしい検査を検討
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狭窄部の血管の太さ
2.0mm以下
くわしい検査をおすすめします
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血流が多すぎる
1,500〜2,000mL/分以上
心臓への負担に注意します
※数字だけで治療を決めるのではなく、血管の形・透析中の状況・患者さまの状態をあわせて、総合的に判断します。
参考:日本超音波医学会「超音波によるバスキュラーアクセスの標準的評価法 2024」
検査のあとの流れ
医師が結果を確かめ、次の4つのどれにあたるかを判断します。
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急ぐ必要がある
閉塞・高度の狭窄など
連携する医療機関へすぐにご紹介し、早めの治療につなげます。
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受診が必要
治療を検討する狭窄など
ご本人・ご家族へご連絡し、連携する医療機関の受診の予約を、当院でお取りします。
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経過を見る
軽い狭窄・瘤など
定期的にシャントエコーを行い、変わりがないかを確かめます。
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問題なし
治療・経過観察はいりません
いつもどおり透析を続けます。日々の観察で気になることがあれば、もう一度検査します。
受診や治療に合わせて、透析の曜日・時間も調整します。
当院の検査の実績
2025年度(2025年4月〜2026年3月)の、当院でのシャントエコーの件数です。
シャントエコーの検査件数他院へご紹介し、治療した件数
シャントのことで気になったら
「シャントの音がいつもと違う」「腫れている」など、気になることがあれば、透析のときにスタッフへお声かけください。転院や見学をお考えの方も、お気軽にご相談ください。医療機関の方は、医療・介護関係者の方へもあわせてご覧ください。
医療法人なごみ会
岸辺くすのき透析クリニック

